6月も終わりの某日、先日面接をした会社からTEL。合格との事。よって週明けに来るようにとの事。
TELがあった日にも今思いかえしてみると、その兆候はあったのだ。家族全員がカゼをひいてること。それをもらってしまったのがいけなかった。
TELがあった次の日の休日の朝というか朝方。痛い。耳が。左耳がガンガンする。ひとり起きだし電話帳をひっぱりだす。休日にやってる耳鼻科をさがす。しかし家の近所では一件もナシ。その間もエンエンとギンギンと痛くなる左耳。時計をみると9時。電話帳に一件だけやってる病院を発見し、ややホッとする。
次の心配は金。バイトは決定したが今現在金はゼロ。しかたないので姉を起こす。普段グータラな姉は、僕のカボソイ「あの〜」の一声で飛び起きた。正直立ってるだけで痛い。当然しゃべっても痛い。「あの〜大変もうしわけないんですが、急に耳が痛くなりまして..病院へ行くのでお金をかしてくれませんでしょうか?」と小声で言う。姉はガバッと起きて僕の話を聞き、うなずくが、なぜか窓を開ける。そしてバックからサイフをだし僕に2万円わたす。(こんなにはイラネェよ)と思いつつ姉に礼をいい家を出る。行きの地下鉄の中でも痛みは続く。立ってられないのだ。老人のようにトボトボとしか歩けない。ゆっくりとしか移動できないのがナサケナイ。仙台駅へついて、花京院方面へ歩く。そして病院を見つけた。「T耳鼻咽喉科」だ。