In un ristorante ungherese ho mangiato una zuppa fredda di ciliegie.
ハンガリーレストランで冷たいチェリースープを食べた。という事で始まあり。
入院してました。ことのてんまつを。
某日。ノド左部に異物感ありつつも仕事してその夜お届け物を某飲み屋へ持って行く。悪寒がしたので酒も早々に帰宅。頭、顔暑くて体が寒いので鉄板、風邪だと考え厚着して寝る。
次の日バイのトは休み。ノドがメチャクチャ痛い。唾も飲みこみづらいのでしかたなく病院へ行く事にするが、まずは新聞よみつつ牛乳飲みつつしてからゆっくり支度。近くの耳鼻科を電話帳でさがし徒歩で耳鼻科へ。心なしか頭も体も重い。
長町三△耳鼻咽喉科着。受付で保健証を出し声をかけようとして驚いた。一瞬にして顔が真赤になった。声がでないのだ全く。かすれた声がほんの少しだせるだけ。ビビりつつ待つ。
呼ばれて先生の前のイスへ。
先「じゃあ口あけてください」
私、口をあけようとするが指一本分ぐらいしかあけられない。先生が口をのぞきこみ即一言
先「入院ですね」
私「!?」
先「ここまでひどく扁桃腺腫れちゃうと薬飲んだだけではなおらないから。紹介状書きますから。あと今から入院OKな病院しらべますから」
先生の前に座ってここまで約1分30秒。
5分後、看護婦が私に説明する。
看「日赤に行ってもらいますが場所わかりますか?」
私「日赤って八木山の?」
看「ハイ。タクシーで行ってくださいね。受付時間が11時までですんで」
私「私に選択肢はないんスか?もっと近くの病院は?」
看「ありません。11時に間にあいませんからいそいで」
私「・・・。」
人生初です。入院となると何用意するんだべ?と考えつつ早足で家へもどる。この時点で10時半。100%マニアワネエ..。
とりあえず下着3組とイタリア語の辞典も持ち家を出る。なぜかこういう時にはタクシーがちょうどよく走っとるもんで即乗る。
タ運「どちらまで?」
私、行き先言うものの声出ず(超かすれ声)あせる。紹介状を見せジェスチャーでインディアン風に説明。
私「オレ・コエ・ダメ。日赤・イソゲ。」
タ運はわかった様子で車を走らせる。しかしこの人バカでした。
タ運「んでお客さんどうされたんですか?」
私「!?」
今ジェスチャーで声でねえよって伝えたはずなんだが..。具合悪いのに2度目のジェスチャーをする。
私「オレ・コエ・ダメ・ベシャリ・ノー!!」
タ運「ああ、声だせねえのスかあ?」
私の家から日赤まではビミョーな距離。病院に着いたのは11時20分。一応おそるおそる受付で聞いてみると話が通ってるらしく即耳鼻科へ。
スマヌことに順番とばしたらしくケッコー早目に診てもらいました。扁桃腺に膿が溜まってるかもしれんという事でノドに注射すんだがこれがとてつもなく痛い!!久々に泣きました。生涯えずき量を軽くこすぐらいえずきまくりました。ノドの血を取るのと細胞を取るんだとかで何回も注射しましたよ。
ヒロシです..。ノドから血が止まりません!という感じでした。
診の察がおわり即病室へ。665Bには先客?先人?が3名。なんとなく礼はしたがノド痛(声だせず)挨拶せずに横になる。んでもって即点滴。いやはやしかししかし慌ただしいことこのうえない!朝起きてから約2時間で病院のベットッスオレ..。と考えてるといやはやスゲーのね点の滴!!即効の速効の速攻でみるみるうちにノド奥の腫れがひいてくのがわかりましたよ。看護婦さんに聞くとエレベーター横のスペースではケーターイーがOKとのことなのでバイト先、社長にTEL。単刀直入説明の為かビビってました。姉と母にメールしてヘヤにもどる。
初日は看護婦様に事情聴取みたいに色々と聞かれる。ノド痛えしアブラ汗かいてんだけど..。
初日はこの後は何もなし。姉が見舞いに来るが手ぶら。夕食は流動食。点滴5本。汗かきつつ寝る。
2日目朝5時。「おはようございます!!」とバカデカ声で起こされる。同室一番窓側左のジジイ、なぜか皆を起こすかのような大声挨拶。私もふくめ昨日新たに入院した30後半ぐらいの紳士ともどもいやな起きかたをする。頭熱はひいた様子。ボーッとしたりイタ語辞書をながめつつ朝6時。(朝6時に何やってんだオレ!?)と考えてるとナースーが色々と様子を見にくる。熱はかり〜の糞尿回数聴かれ〜の点滴チェックされ〜の。7時朝食。私の場合食後薬飲み、何やら機械にて何やらを吸う。(治療の為なんだろうけど最後まで何だかわからんかった。何やらチューブをくわえる→空気でてくる→吸う→終。というもの。よくわからん)
9時頃ナースーに呼ばれ先生の診察。その後はオール自由。極端な事をしなければ何してても可らしい。タバコ吸う気にもなれず何もせず横になりボーッとしてると12時の昼食。その後自由。18時夕食。21時消灯。私、この日は気はたしかだったので消灯後なんとなくPHSの電源を入れてみる事に。誰かペースメーカーをつけてて「ヴゲッ..」となってもここは病院。誰かがかけつけるだろうとの考えから試してみました。が誰も何もおこらずを確認出来たのでメールなんぞをしつつ22時頃就寝。私もふくめ室内全員が鼾をかく。発情期の蛙状態でしたな。一番窓側左のジジイは普通に屁をする。臆面もなく。イビキ・ヘ・イビキ・イビキ・イビキ・ヘ・イビキ・ムコキュウ・イビキ・・・。
3日目。前日と同じ。昨日姉が来た時になぜかテレビジョンを持ってきたので番組チェックしつつ考える。(いいとも)→薬→昼寝→(BS映画)などと一日のスケジュールを考える。これぐらいしか生活の中で考える事がないんだよねえ。
4日目。前日と同じ。BSにて映画を観たがこれが良かった!!イタリア映画。51年、(ビットリオ・デ・シーカ)監督(フランチェスカ・ゴリザーノ)出演の『ミラノの奇蹟』。孤児院育ちの主人公に人間の醜さなどの風刺をピリッときかせた人間ドラマ。51年度カンヌ映画祭グランプリ作品なんだとさ。DVD買おうかしらと考える。
5日目。9時頃いつものように先生のもとへ。この日は若先生ではなくババア先生。
バ先「どうですか?」
バカ私「かなりなおってますね」
バ先「そうねえ。そろそろ仕事に支障がでるんじゃない?」
バ私「そろそろっつうか..。すでに支障はでてますねえ...。」
バ先「じゃあ..、退院しますか?」
バ私「!?」
なんだか急すぎねえ!?とトータルテンボス風にオドロキつつ色々と考える(一瞬で)
バ先「子供さんだったら絶対に退院させないんだけどね、大人はさあ、仕事があるからねえ。どうする?」
バ私「ハイッ退院します!あざ〜す!」
バ先「○△×値がね(何値だか忘れちった)まだ高いんだよ。普通の人はゼロなのにあなたはまだ300近くあるのよ。だから最低1週間は安静にね。早く寝る事。タバコは今月は絶対吸っちゃダメ。なおったらいいけどね。約束ね。」
といってバ先生は小指をだした。約束という事のゆびきりげんまんのジェスチャーだ。
バ先「約束ね」
バ私「ハイ、ありがとうございます。絶対守ります」
バ先「約束ね」
バ先「約束」
バ先「約束」
バ先生小指をたてたままのポーズをとりつづけている。手をさげようとしてない..。私30歳です。記憶にないですが確実に言えるのは20年以上ぶりではないでしょうか、しかたないです手をさげないんですもん..。ゆびきりしましたよババアと..。ゆびきった後バ先生は念をおすようにこう言った。
「約束ね」
この日、素人では初の見舞い客の基樹氏が来る。注文していた軽いタバコ持参で大変感謝也。
話は前後するが入院2日目の出来事。母が見舞いに来て執拗に私に「大丈夫?」と聞く。不思議に思いつつも「ノドだけだから大丈夫だ」と答えると母は安心した様子。やはり親だけはある。息子(バカ)が心配なのだなあと思っていた次の瞬間、私は母の一言に少なからずビビった。というかあきれた。というか悲しくなった..。
母「いやあ〜良かった。母さんね、明後日から台湾旅行なの。」
私「ハァ!?」
おどろいた私に全く関係なく母は続ける。
母「カラオケ教室の友達と行くの。」
(母よ。そんな事聴いてないぞ。)
母「大丈夫、パック旅行だから」
(何が<大丈夫>なんだ?)
母「オレンジ色のバック買ったから、キャスター付きだよ」
(...。)
♪行ってこい。あんたどこへでも行ってきんしゃい♪と逆母に捧げるバラードがそっと頭の中で流れてました。話もどる。んでもってその日昼食後即退院。金たりず次の日にもってくる事にする。帰りエレベーターで一緒になったカワイイ薬剤師さんにTEL番を聞くがやんわりと断わられる。タクシーにて帰宅。
次の日面倒臭いことにババア先生に書いてもらった書類を長町三△耳鼻〜へ持って行く事に。こんなもんパソコン又はFAXで各自やってくれよ!なんで退院したばっかの俺が!?と考える。タクシーにて日赤へ。残りの金を払う。受付嬢がカワイイ。
次の日、バイト先、社長にTEL報告。明後日から働く事に。
次の日終日ゴロ寝。夕方風呂にはいろうとして声を上げる。上半身にジンマシン。ヘビ、カエルの腹みたいでキモ悪りいでやんの..。オレガナニシタッテンダヨ..。やや痒いがガマン出来る程度。
次の日、バイト。午後になりヒマな時間に日赤にTEL。説明すると「薬を一旦止めてみんさい」との事。ノドも大分良くなってたので止めてみる。この日から3日間バイト。病院いけず。
次の日(退院後1週間)いいつけ守らず普通にバータコ吸ってたらノドが又痛みだした。ので某長町三△耳鼻〜へ。ノドが腫れてんのがあきらかで入院前の状態に似ていてあせル。ジンマシンがでてる事を伝えて薬をかえてもらう。点滴してもらい1100円也。明日も来るように言われる。昼に薬飲み全身にジンマシンでる..。
次の日バイト休み。病院へ。名前呼ばれ先生の元へ。40代後半の女医「どうですか?」
私「昨日昼に薬飲んで全身にジンマシンがでました。」
40女「ええっ!?おかしいなあ..。あの薬ではでないはずなんだけど海口さん何かしました?何か塗ったりしませんでした?」
私軽くブチッときましたが心静めました。
私「いや、おかしいって言われても全身にでちゃってんですけど..。前よりひどいっスねえ。」
40女「ウ〜ン..。じゃあわからないから皮膚科行ってくれる?今紹介状書くから。皮膚科行ったらもどってきてね」
といって40女医は何やらを書き始める。看護婦が近所の皮膚科の場所を説明する。
紹介状を持って目的の皮膚科へ向うと...。ガラス扉の入口にははり紙があり『本日休み』と書かれとりました。私、落胆のちブチ切れ。急いで耳鼻科へもどる。受付の看護婦にことのてんまつを話す。しばらくして呼ばれ先生の元へ行こうとした時ババアの看護婦が私の後ろから両肩をポンッとたたきながらこう言った。
「アハハハハッゴメンなさいねえ。休みだったの?アハハッ」
私は左手でババ看のナースキャップをはじけ飛ばし、クルリと振り向き胸ぐらをつかみググッとババアを持ち上げた。右手でノドを押さえながら。何か言ったと思うが憶えてないっス。瞬間ブチ切れちゃいましたよ。待合室にもどされたがそんなことしたもんだからジジババなどは私の目を見なくなってたねえ。今まで騒いでた子供らも皆シーンッと静まりかえってました。まあ当然だべな。再び呼ばれ看護婦の元へ。
看「今日やってる皮膚科がありました。」
看護婦はタウンページをもっている。チラリと見て私再び怒りが..。この病院から地下鉄に乗らないと行けない皮膚科なんですけど..。心静めつつ(ムリでしたが)一応聞いてみる。
私「どこですか?」
看「富沢です」
私「どうやって行くんですか?」
看「ここからだと地下鉄ですね」
私「...、地下鉄って誰が金払うの?」
看「えっ?」
私「地下鉄代は誰が払うんだって聞いてんだよ!!誰がそんな金もってるってわかってんだ!?オレがその金なかったらどうすんだ!?ああっ!?」
看「・・・・・。」
40女医、我何も関せず顔で紹介状を書いている。某宗教関係でおなじみの(江△)女史似の顔がハラ立つ!
うけとった紹介状をぐしゃぐしゃにしつつ耳鼻科を出ようと会計する。1260円也。...。点滴してないで昨日より高いのはナゼ!?これを問いただすが明確な回答はえられずでした。調剤薬局にてハサミをかり、診察券ズダズダに切り刻む。バイクにてヒフ科へ。(漢字メンドクサクナッタ)
話は逸れる。
いつも行く某カフェ。以前にも書きました某学校校長の話。
カフェの常連で、元コンシェルジュの人がいました。東北ではかなり有名らしく高待遇で某ホテルに引きぬかれたそうな。校長はコヤツの印象が悪かったらしいのだが特に何するでもなく接していました。某カフェの2Fのバー(高級)にある日電話がかかってきたとさ。元コンシェルジュからで(この時は現役)6人位で行くからヨロシクとの事。バーマスターは団体さん用の席をセッティングし待っとったのだがその日は結局現われなかったそうな。そしてそれから1週間後又もや元コンからTEL。1週間前の事なぞ何ごともなかったように同じように6人位で行くからとの事。そしてその日も電話の一本もなく元コンがらみの客は現われなかったんだとさ。バーマスターは怒ったものの「あのホテルには誰も紹介しねえさあ」ぐらいの怒りだったんだが、ことのてんまつを知った校長は一言。『あいつのネットワークズダズダにしてやるか』と意味深発言をしてグラスをかたむけていたそうな。
そして2日後、カフェに元コンが悲しそうな顔をして入ってくる。ため息ばかりの元コンは自らの不思議話を語り始める。
「急に転勤って支配人に言われてさあ..。転勤がないという条件で引きぬかれたから聞いてみたんだよ理由を。そしたら支配人が言うには(上からの指示だから私もわからん)って言うんだよ..。どうすりゃいいんだよお...。」
そしてこの方、今は親戚の会社で経理をやっとるそうな。
もうひとつ。
カフェの内装デザインを手掛けた会社があります。かなり有名なデザイナーさんです。この方の事務所もカフェの近くにあり、事務所兼販売店兼カフェというスタイルでやっとるみたいです。このデザイナーさんの元妻は某専門学校卒。おわかりかと思いますがその某専こそ某校長の学校です。その縁かわからぬが、校長は某デザイナー氏と知り合いなんだとさ。んでもってたまには顔みとくか的感じで某デザイナー氏の店へ行きました。店内に入るが店員はあいさつせず、商品のことを聞いてもちゃんと答えられず校長はイラッときたそうな。後日、某デザイ氏と会った校長はその事を話し、「あんな従業員を使ってちゃダメだ」と一喝したそうな。私がいつも行ってる某カフェの手作りスコーンは美味く、内装手掛けた縁もあり、デザイナー氏のカフェでもだしているんです。毎朝デザカフェ店員がスコーンを買いに来るのですが、その日いつもの若い女の子がいつもの笑顔ではなく神妙な顔つきでやってきたそうな。そして一言。「私、急にクビになっちゃいました..。今日でおわりです」
カフェマスターはピンッときたそうな。そしてちょっぴり恐ろしくなったとさ。あの校長の力って..。
話もどる。
ヒフ科では薬の効能書を見ながら原因を特定。先生いわく「本当は健康な状態の時に検査してみないとわからない」らしい。しかしそこはプロ。しっかりとヌリグスーリをもらいました。
ヒフ科帰りにあまりにもムシャクシャしてたもんで私はいつもの某カフェへ行きました。道すがら思い出したのが先程の校長の顔。なので某カフェにてランチを食いつつ今までの事を全て話しました。そして某校長にもこの話を伝えといて下さいとお願いして家路につきました。
その後の現在。ノドの痛みは全くないっス。タバコの本数を減らしつつ様子をうかがっとる最中です。ジンのマシンもなくなりましたが副作用かなんなのか今度は体の皮がむけてきてます..。私、死ぬんでしょうか?そして長町△好耳鼻〜は校長の力でなくなるんでしょうか?楽しみですな。
ちなみに台湾旅行に行った母は..。ナニゴトもなく帰宅。私への土産がビビリました..。
ダンヒル1カートン&マイルドセブンボックス1カートンでした..。
母よ、私はノドを痛めて入院したのだぞ..。母心我分らざりけりそっと手を見る。
(fin)