Favorisca il biglietto, prego. 切符を拝見。という事で今回も始まあり。
9/30(火)に1泊でキャンプーに行って来やしたよ。場所はいつもの奥新川。数年ぶりだったのだが、普段労働してない体にゃあこたえるね。ザック重量10Kgですよ。仙台市内から奥新川まで電車で約1時間なり。いやはや空気が美味いよねえ山中は。気持ちが良い事風の如しです。昼すぎ出発で3時位かな。誰もいない!!車もない!!誰かがすてたんだろうかピンクチラシは2枚落ちていました(無人駅内に)。奥新川駅から目指すは長命水。徒歩約18分なり。一本道なので迷う事はないのですよ。そこを人生に迷う男が1人。杉の人工林さえ街中にくらべたら素晴しく感じちゃう山パワー!!マウンテンマンにでもなろうかなあと考えながら市営キャンプ場をぬけ下り坂へ。久々のザックの重さが身にしみる。別に余計な物をもってきてないのですよ。しかし10Kgは重いよ!!しかしこの10Kgがありゃ何日も暮らせんだべっしゃと考えて力技で自分を納得させる。コケないように慎重にバランスをとりながら下り坂を下る事、林の如し。伊予伊予着きました甲斐という感じで到着せり。うっすら汗かきました。駐車場にあるボットン式便所にてビックベン後一服。普段吸ってもウマイ!と思うものの、大自然の中で吸うプクイチっつうもんも良いあんばいなもんなんだべ。プクイチ後いつものシークレットベースへ。♪とおーつぜんのお〜転校でえ〜♪ですよ!!ザックをおろし目前の川面を覗きこむとそこには昨年の12月に死んだ友人の顔が。「海口君なにしてんだよ、早く一緒に行こうよ!」何も言えなくなった私の手を川面からのびた手でグイッとつかんだ友人は力まかせに私を川の中へ引きずりこんだのだった。不思議と恐ろしさはなく少々強引すぎるとは感じるものの私は友人に身をまかせた。友人は私を大きな淵の方へと導いて行った。淵の中は奥へ行くにしたがって外の光が淡く柔らかく感じられる。その不思議な感覚の中、淵の底へ着いた。そこには子供がギリギリ通れる位の小さなドアがあった。友人は私と同じ位の背丈だったはず。(このドアに入れんのかなあ?)と考えていた私の前で友人はいとも簡単にドアの中へと入って行った。ドアの内側から顔だけだした友人は又もボーッとした私の手を強引につかみドアの中へ引きずりこんだ。ドアの中へはスルリと入れた。そして中の風景に私は言葉を失った。一面赤茶色の空間だった。オーストラリアの赤土を思わせる場所だった。友人は私の手を引いたまま私をその空間の奥へとつれていった。「驚かない人だな」相変わらず前を向きながら友人が私に聞いた。「いやあ驚いてるよ。ここは何だい!?」その質問に友人は答えずに黙々と歩きつづけた。私はふと何時なのかと時計に目をやり驚いた。防水の時計が動かなくなっている。文字盤上の液晶の数字が全て消えていた。「今、何時だかわかる?俺時計壊れちゃったみたいなんだ」友人は私の方を向きそこで手をはなした。怪訝そうな顔をしている。「ナンジって何だ?何の事言ってんの!?」そう言って私の顔をまじまじと見る。警備員の仕事中だった。交通整理をしている夜中の1時、自分勝手な若者の車が友人の背後から突っ込み友人は病院へ行くまでもなく即死。車に巻き込まれた友人の顔は家族の者でさえ直視できない程、変形していたという。私もその場にいたら顔は見れなかっただろう。しかし今私の前に居る友人は私の知っている男であり事故にあったという事がウソであるかのように普通の顔をしている。「ああ〜、解った!時間の事な。なつかしいなあ」私は友人の言っている意味がわからなかった。「時間の事」「なつかしい」とはどういう意味なのだろう。「時計止まってるでしょ?」そう言って友人は私の左手を見た。私はジーンズの後ろ右ポケットに手をいれPHSを取りだした。解っていながらも一応開けてみるが予想どおり何も表示されていなかった。「ここには時間は無いんだよ。んんっ..いや、正確にはあるのかな。入れ替えがあるからな」「入れ替え!?何の?」「う〜ん..正確には入れ替えっつう言葉も違うんだけど...。ここでは全てが違うんだよ。海口君がついさっきまでいた世界とは同じと考えない方がいいよ」
私は友人の話を聞いていながら聞いていなかった。脱力感とでもいうのだろうか。意識が集中出来ていないのは解っているのだが、友人の話を聞こうとしているものの頭の中が真っ白になっていくのを止める事が出来ないのだ。三白眼とでも言おうか、焦点があっていない目をしているのだろう。私が納得したかも確認しない友人は「じゃいくぞ」と私の手をとり赤土空間の奥へと歩いていった。人工物、自然物などがある普通の生活をしていたさっきまでの私には、この連れてこられた空間では距離感などがつかめずにいた。情けない事に友人が手を引いてくれないと恐くて歩けないだろう。
「着いたよ」友人が私の手をはなし顎を掻きながら指をさした。「..どこに?」ドラマや映画で俳優がわざとらしく演技をするように私はまわりをキョロキョロした。「まだ慣れてないのか?目凝らして見えない?」私は友人の言うように目を凝らしてみた。うっすらとではあるが何か建物の様な物体が見えるような気がしたが、はっきりと「建物がある」と言いきれる自信はなかった。仏舎利塔のような物があるような気がするが確信はもてない。「何!?まだ見えないの?」友人はいらだちはじめたのかジーンズのポケットに手をだしいれしている。「あれは何つうんだ?..仏舎利塔とでも言うのかなんつうか..」「見えてんぢゃん。あれの中に行くから」「何で?それに何なのあれは?」「う〜ん..、仏とか神みたいな物とは一緒にしないでもらいたいんだけど一言で言うと...
閑話次話。
10/11(土)とある方にチケットを戴いたので観てきましたよ『劇団無国籍第8回公演、クルサ・ドッグ』を!!「クルサ・ドック」とはフランス語で(教布計画の専門用語で環状の袋小路のこと)<cul-de-sac>本当は[クルド・サック]らしいっス。伝説(といっても規模は小さい伝説)の人物(水野律子)を主人公にした(水野律子)にまつわる話。私は以前からズーッと舞台というもんに興味があり、どんなもんか観てみてえなあおっかあ。早くメシくれよ!と考えとったんスよ。生まれて初めての舞台。舞台とのファーストコンタクト。私の感性とのフルコンタクト。などと楽しみにしてたんスよ!!しかししかししかし...ウーム...。私は頭がおかしくなってしまったのだろうか?と考えてしまいましたよ。客50人位かな?私以外の人は皆クスクスッ時にはゲラゲラッ又はアハハハッと笑っとりましたが、私終始一回も一言もクスッとも笑いませんでした。というより(皆コノドコガオモシロイノ?)という感じでした。ウーム..私のツボではない笑いでしたよ。ウィットもきかない感じでした。ありきたりの言語表現でした。ウーム..ぶっちゃけますと私、あまりのつまらなさに途中でネンネしちゃいました!私の中ではこの劇団の舞台は『無し』です。しかし私以外の客全てにはウケてたので普通の人には面白いのでしょう。私のようなジャンクロボにはもっと毒のあるものが良いような気がいたしました。
閑話次話。
今月の映画
10/5(日)「心の香り」 星2つ 監督(孫周スン・チョウ)
(ストーリー)両親が別居したため南の町に住むおじいちゃん家にあずけられた京京(チンチンと発音してた)昔、有名な京劇役者だったおじいちゃんはものすごく頑固者で京京とも馴染めない。二人の恋もからめつつ最後の別れが...
役者(費洋フェイ・ヤン、朱旭チュウ・シュイ、王玉海ワン・ユイメイ他)
途中でネンネしちゃいました。面白いとは思うのであらためて観なおしたい作品っス。
[せんだい留学生交流委員・(財)仙台国際交流協会主催、中国映画上映会&座談会]というのにさそわれチケットをもらい一人で観たんス。いやはや留学生はカワイイ!!しかし座談会(映画終了後館内が明るくなるや即開始)に一人はキツイっス。いきなり留学生が自己紹介始めて「質問ありますか?」って言われても..。客殆ど下向いちゃってたからね。私は上映前館内で流れていた(許美静)の歌が良かったと思いました。強制座談会終了後場所移動してのお茶会&おしゃべりも一人ではつらかったので途中退場(退却?)いたしましたとさ。おしゃべりはずむビスケット、キティランド、グリコ。
(fin)