Tu mangi molto. 君はたくさん食べる。という事で今回も始まあり。
先日(9/4)貴重で面白い、ひと夏の淡い体験をしたのでその話を。ベンベン
夕方6:00に人間と待ち合わせをしていた。私の家から待ち合わせ場所の仙台駅まで地下鉄で約30分。ちょっと余裕をもって5:20頃家を出た。玄関で靴をはこうとして屈んでヒモを結ぶ。淡い体験は既にこの時から始まっていたのだよ。屈んでから立ち上がる時に頭がカクッとした。普通によくある立ち眩みかと思った。よくある事だからね。オナニーなどをしている最中に急にドアをノックする音が聞こえ、「桃むいたから食べなさい」などと母がヘヤに急に入って来た時の素早い身のこなし後のあのクラッとくる感じを想像していただきたい。
靴をはいて地下鉄駅まで歩く。約8分。その道すがらも下を向くと頭がカクッとはなっていたが、別段気にもとめなかった。夕方で陽も落ちようとしている時。夕方の涼しい時間帯。しかしワシはなぜか汗がジワァ〜とでているのを気にもせんかった。水分をいっぱいとる人間としてこの世に生をうけた人間だからねオレは。地下鉄駅到着。キップ購入し電車を待つ。何か疲れているのか体がダルい。ベンチに座る。が、この時はいつもと違う汗の量にやや「?」であった。だってぬぐっても拭っても噴き出る感じがするんだもん!『汗線緩め系?』と考えていたら電車が来たので乗る。電車内でも大多汗をかいてるのはオレだけで、この時初めて「アレレ?オレオカシイ?」と気がついたしだいでございますよ。しかしまあ待ち合わせしてるからね、時間を守る、時の番人として遅れるわけにゃあいけんぞなと思ってると仙台駅着。まちあわせはJRの仙台ステーションだったので、サブウェイステーションからは少しウォークしなければならない。約5、6分位か。駅ビルへ通じる地下道を通っている時にはもうかなりヤバかった。さっきまでは下を向くとクラッときてたんだが、もうそんなもんじゃない。アラスカのフカフカの苔のじゅうたんの上はこんな感じだべなと思うくらい頭がグラングランだった。
ここでとうとう(ドタキャンしなければならぬな!)と観念した。足元フラフラのまま通路横の手摺り?欄?をつかみ今来た道を逆もどり。駅員がいる改札口まで行こうとガンバルンバする。その間も頭クラクラフラフラ。やっとこさ改札口に。駅員に「スミマセン、ちょっと具合が悪いんですけど..」と言うと駅員開口一番「えー...どうすっかねえ。」ともうひとりに話しかけた。ヘヤの奥に簡易ベットを出してもらい横になる。キップ券売機裏だったのだが、そこは人がひとり通れる位のセマさ。ポリバケツの上に灰皿があり、横には扇風機があった。はっきり言ってジャマだったのかも知れん。心配だったのかもなあ。だって駅員たちは約15分ごとに「大丈夫?」「救急車呼ぼうか?」と聞きにくるのだよ。話すのもメンドウなぐらいグデェ〜ッと横になってるオラは(モシカシテジャマ?)と考えてたよ。券売機に金がはいる音がチャリンチャリンウルさイ。暑いから扇風機を回してると思ったら違うのね。扇風機の横のカベには張り紙があり、『喫煙時における扇風機の使用について』と書かれてあった。つまり煙草の煙を風でちらしとけよ!という事らしい。ドタキャンコールを横になりながらする。
駅員の心配声かけ攻撃に耐える事約40分。ワシはとうとう観念(負け?)して家に帰る事にする。帰りぎわに駅員に声をかける。「スミマセンゴメーワクオカケシマシタ。モウダイジョウブだトオモイマス..」駅員に住所氏名年齢などを聞かれキップ買い地下鉄ホームへ。ジャマになっとると感じたから出てきただけで本当はまったく良くなってなんかない。サブウェイをウェイティングしてる最中もツライのなんのって!仕事終了時間帯だったので客もいっぱいいる。電車の中でも人がいっぱいで座れなかった。仙台駅から私がおりる駅まで6分かかる。(6分位ガマンガマン)と心に強くいいきかせながらも体中から汗ふきでまくりだった。妖怪(汗線ゆるめ)とかしつつ仙台駅から2つ目の駅で限界がくる。心の中でタップ後10カウント。もう本当にヤバカッタので又駅員室で休ませてもらおうと思い足早になる。駅員室をのぞきこみ「スミマセン具合が..」と言うと若駅員が、どもりながらも中へ入れてくれ、イスに座らせてくれた。横には袋にはいったままの簡易ベットが立てかけてあった。グデーッと座っていると老駅員が(何かあったの!?)的顔をして登場。そしてワシの顔を見るなり「あんた顔色悪いよ!?すぐ救急車呼ぶから!」と言って119番してくれた。ワシの横では若駅員右往左往していた。あせり方はオラの約8倍強というとこか。終始ドモリッぱなしだったのでオレの心の中で(妖怪ドモリッパ)と命名する。
約15分後救急隊3人到着。血圧&脈拍を測る。しかし今考えると謀られていたのかもしれんな。ボキは頭の中はハッキリしてたんで、どんな具合か、どこが痛いかなどハッキリ答えた。「どこか痛いとこありますか?」と聞かれたので「腹筋の横裏の横隔膜のあたりがピクピクします」と答えた。救急隊員たちは口々に「△×だな」とシロートにはわからない言葉を言って納得後どこかへTEL。そして『なが◯ち病院』へ行くと私につげた。後ろベルトをギュッとつかまれ救急隊員とともに地上へ行く。(犯罪者もこんな感じで連行されんだろうなあ)と考える。救急車に乗る前にゲロを吐いた。もう気持ちがかなり弱ってたんで、横になって車に乗ったところを想像しただけで気持ち悪くなったのだよ。救急車に乗り横になる。さきほど話しといた私のTELを見ながら隊員が私に声をかけた。「これは自宅でしょ?」「はい」「家に誰かいる?」時計を見ると19:26。この時間だと普段は誰もいないはずだ。「この時間だとまだ誰も帰ってきてないですねえ」と私は言った。しかし言葉を言いおわらないうちに、いや「この時」と言った時点で私の頭の方で隊員の声が!「あっ海口さんのお宅ですか?」(...もうTELしてんじゃん!何で聞いたの?)まあ一大事だからねえ..。
無事『◯がまち病院』へ着。さっそく運ばれ治療室へ。オバサン看護婦×2若ハゲ先生×1。オバ看が左手に点滴針をさそうとパチパチと手の甲をたたく。血管をうきあがらせる為らしい。点滴針をいれるらしいがまったく何も言われない。若ハゲ先に状況報告する隊員。しかし聞いてると横隔膜横裏のピクピクの事はなぜか報告せずオレはビビる。その間にも左手にはチクッチクッと痛みがする。「あれっ!?あれっ!?」の声とともにチクッチクッとする。針がはいらないらしい。オバ看2の方が一言「右手にしようかね」といって何事もなく左手甲にガーゼ&止めテープをはる。(...)右手にも針を何回かチクチクやった。頭上につるされている点滴からはポタッポタッと液が落ちているのが見える。それと同時にピリッピリッと激痛がはしる!ボキは点滴初体験だったのと素朴なギモンを感じてオバ看に聞いたんだよ。「あの〜..このポタッポタッと液が落ちると同時に針がささってる部分がピクッピクッと痛いんですけど..」そしたらいやはやビビッタネェー!オバ看はなんと無視!!聞こえなかったんじゃないんだよ!顔を向けたからね。若ハゲ先が話しかける。救急隊員と同じ事を聞かれたので同じ事を話す。目の前に指をだされ上下右左に動かし、それを見る。体温は35.9位だったと思う。
母到着し同じ事を説明する。やっぱビビッタべなあ。それから寝た。点滴ってけっこうヒマなんだね。結局点滴一本でオール終了。母がタクシーを呼ぶと言って電話をかける。『な◯まち病院』から家まで歩いて4分なのだが一応まだフラフラしてたからね。そうだ!点滴が終ってオバ看が針をぬきながら「明日も具合悪いようだったら又来てみてね」と言っていたのが気になったんだよねえ。若ハゲ先&オバ看は一言も「△×が原因で具合が悪くなった」とか「△×に気おつけなさい」とかいわなかったのがビックリしたね。
母がタクシーを待つと言い外へ行こうとしたが自動ドアが開かない。夜間は閉めてんだねドアを。何事も初めてなんで興味深いッス。窓口にいる男に声をかけドアを開けてもらい母は外へ。しばらくたってタクシー着。母はボキを呼ぼうと中へ入ろうとするのだが自動ドアが閉まってる。ドア横のオートロックの呼び出しボタンみたいなのを押しドアが開く。そして母オレを呼び母に付きそわれ外へ出ようとしたら自動ドア開かず!(...)なあ9/4夜11:30頃に勤務してた『ながま△病院』の受け付け男!オレら親子はチャップリン映画にでてんじゃねえんだぞ!!金はらう時に母が「タクシー呼ぶんだけど番号どっかに書いてない?公衆電話はドコ?」って聞いてたよなあ!?それ聞いてたんだったらよおオレらタクシーまってるのわかってるよなあ!?自動ドアを通るのわかってんべ!?お前はバカか?バカだな!それからタクシーに乗り帰る。家では姉が体育座りをしてテレビを観ていた。
☆今回の淡い体験で理解った事☆
・後日談だが点滴後針をうった方の手の甲がプックリはれてたのだが私はなにしろ初めてだったんでそういうもんだと思っていたのだ。が!しかし人に聞くとそんな事はないらしいね。
1.点滴とは痛くないらしい。(うまい人がやると)
2.『ながまち◯院』では先生にこちらから質問しないかぎり病名、原因を教えてくれない。(結局今だに何なのかわからん!まあ聞いてないからね)
3.夜間の病院は自動ドアが自動じゃない。(セキュリティ?)
4.姉は案外心配しない(なぜか次の日はやさしかった)
この話は全て実話です。体には十分気をつけませう。