まさに神出鬼没

(初出:第93号 05.1.20)

商売柄、年末年始は通常シフトでありまして、まあ10年来同じような生活でありますから特に悲観する事もないのでありますが。何しろ周りが正月気分なもんですからね、ええ、思わずこちらもつられてしまうのでありますよ。そんで気が付くと結局人並みに正月しているという。まあつまり休んでしまうんでありますな。昨年も同じ状況で、年頭記事は雑記でお茶を濁していた訳で、今年もまたそういう事になります。

飲みました。日頃の節制?のお陰か次の日に影響する事が無くて、一頃より調子はいい感じ。ただ若干「呑まれる」感覚が産まれるようになってきた気がします。「仕切り屋」(=幹事)として飲む事が少なくなって、「我」が強くなってきた感じです。自分にとって楽しい酒であったがサテ、他の人はどうだったろうか。あるいは。真っ当な道から外れている者として、ならではの話題を提供出来ていないのではないか。どうもその、生き様を誇示出来る様相を体せないでいる訳で、帰ってからションボリとしてしまうのです。表現者としては是非結果を出して、大盤振舞やハワイ部屋を実行に移したいものデス。

えー..。テレビは見ました。バラエティは、まあ例年通りで特筆することは無し。あ、一つだけありますね。「新春爆笑ヒットパレード」で加茂Pに率いられたニワトリ軍団が出てきましたが、あの内1羽が劇団「零」の役者です。えー、それだけ。
今年はアニメ見ませんでしたな。例年だとNHKの「アニメ宝箱」ぐらいは録画しておくんですけど。少々飽いたのかも..知れません。そもそも地方だとテレ東系が弱いので、選択肢が無いだけなんですけどね(いつの間にか、そういう人種になっています)。公共放送と言えば、今騒がれていますけど、「地球大進化」を見て金を払う価値はあると思いました。地殻津波やら、全球凍結やら、想像を絶します。グローバル化どころか、将来的には宇宙規模というものの考え方が確立されますな。そうなると人間は間違いなく目に見える進化を遂げると思います。ニュータイプ、か..。
映画を結構見ましたねえ。たけちゃんの「座頭市」、「菊次郎」も結局最後まで見てしまったし。「ロードオブ〜」も年明けでしたが消さずに見ましたよ。そして先日の「少林サッカー」。残り時間があったので一応録っておいたんですな。すっかり忘れてて、「めちゃイケ」を見ようと巻き戻したら入ってたんでビックリしました。で、見たんですがいやいや面白かったねえ。今さらナンですけど..。香港映画は何が良いって、2時間弱を一気に見せて(魅せて)、後に何も残さないという辺り。本作も冒頭のエピソードをラストの伏線としてキッチリ使って、ハイおしまい、とまとめている。そんな訳で彼等のその後なんて興味が無いのですが。最近目が悪くなってきて、それが関係あるのかどうか、妙な解釈をすることが増えてきたんですね。ラストに「〜ボウル2連覇」と字幕が出たんですが、まあストーリーの流れからいってこれはサッカー大会の話なんでしょうな。ところがこれを見て、私は「え?続編はボウリングなの?」と考えたのです。男塾ばりの格闘棒輪愚..思わず想像してしまいましたが結構、イケそう。まあ蛇足です。

昨年携帯を替えて、ようやっとメールも出来るようになり、ネットもつなげるようになりました。ネカフェにも定期的に通う事にしまして、スペック的なギャップをフォロー出来るようになったと思ったら、結局は付け焼き刃という事実を見せつけられる。携帯メールは必要に駆られてということもあり、使い勝手は満足の部類なのですが、機種変更をケチってまたも一世代前のを格安で。かつて。インターネットやりたてはそれこそサルの如し。今や懐かし?テレホーダイ加入前に数万円の請求書を経験していますので、従量課金制を気にしつつ、それでも思ったよりハマらず。こんなものかと拍子抜けしていたら、年明け早々にマニアックな着メロ(着ボイス)を聞かせられ燃える。早速探し回った所でツケ。一世代前なのでヴォイスに対応しておりませぬ..。ちなみにアプリも。しかもポータルサイトに一発で戻ることが出来ず(どうやるのか操作方法を知らないだけ?)、深く入れば入るほど、戻れなくなるという..。思い切ってウィンにしておけば良かった。
年明け最初の上京では、安く上げようと深夜バスにしようとして、行きはダイヤ変更に気付かず5分の差で乗れず。帰りはチケットを買ったものの、結局酒に溺れて?紙クズにするという、何とも豪勢な旅へと早変わり。置いといて。今回、大都市専門店にしか置いていない事が経験上判明したマック純正プリンタのインクを買おうとして新宿はソ○マップへ。11時開店を10時前に新宿に着き、待った挙句に店員から一言。「もう生産停止してますね。」止めに「ええ、うちでも在庫ありません。」
中古で買って早9年(!)。毎年言うだけの買い換えを、今年は強制的にさせられマス。..いかん、ウィンドウズに日和そう..。

行く川の流れは絶えずして、かつての愛読書も今では本棚の飾り物..か。別冊付録のついた「フィーヤン」を買い逃す。まだ探せば間に合うのかも知れないが、手近なコンビニ、書店を回って無いので断念。「監督不行届」も単行本になるが新刊で購入となるのか微妙。「よつばと!」3巻もそう。作者のあずまきよひこは私にとっていろんな意味でエポックメイクな存在。一つだけ言うと、「あずまんが大王」を読んでいなかったら昨今の「萌え4コマ」を語る事は無かっただろうということ。つまり個人的にもトレンドであるのだが、古本屋では定期的にドカ買いをするくせに、書店では1冊買うのにも思案の末。運まかせの読書傾向は今年も変わらずのようです。



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