教養?としての漫画
結局、活字好きで図書館に通っているのでずっとこの手の漫画研究本を読み続けているわけですが。昭和以前の漫画を研究したものでは清水勲の本が一番いいと思うのです。なかでも豊富な資料を載せている、分かりやすさの典型と言える本が「図説漫画の歴史」(河出書房新社)。漫画の本といってもここまで資料的価値が高いと充分に知的娯楽に耐えるのではないでしょうか。特にとり・みきや唐沢なをきなど読む際にはこれで予習(復習?)が必須。
これは必見
「CUTiE comic」誌(宝島社)は女性誌なんだけれども最先端はボーダレス化が著しいから男性が読んでも面白いです?(意味不明)。最近始まった2Pの”リレーエッセイまんが”、「最近どうよ?」は現在(5/27)第5回なんだけど、今までのリレーがおおひなたごう→古屋兎丸→喜国雅彦→松田洋子→黒田硫黄というつながり。これって私的にはかなり大ヒットなんですが..この手の企画モノはよほど反響を呼ばない限り単行本化はされないし..間違いなく幻となる模様でもったいないです。次の登場は上野顕太郎。うーん、秋田書店→小学館系→講談社系へと移り変わっているような..とはマニアックな見方ですか?
ともかく全員蛇足をつけたいくらいの面子です。女性誌でアリなの?
西村しのぶ近況
「Young You」誌(集英社)7月号「アルコール」第5回。キーワードは「言葉」と「果物」。きどりすぎの台詞口調ではなく、あくまでも粋なやり取り。最後は久々にドキドキしてましたね。果物はこれからが旬。水物はおいしく、楽しい。8月号「みーはー探検隊」で登場、9月号で早くも「アルコール」第6回掲載予定。「Feel
Young」誌(祥伝社)「下山手ドレス」は変わらず。最近の多筆の理由が明らかに。今月は労働月間だそう。
「25ans(ヴァンサンカン)」誌(アシェット婦人画報社)7月号に「女流マンガ家の優雅な生活」の小特集。Part-1では一条ゆかり、槇村さとる、武内直子、西村しのぶ、桜沢エリカ、岡野玲子、早坂いあんのプライベートと作品の接点について。わずか1Pの登場ですが上首尾かと。Part-2では著名人の影響を受けた少女漫画作品を紹介。..ちょっとラインナップが古いんですけど..雑誌の購読層を考えるとそんなもんですかね。