『ダイの大冒険?』
こんにちは、どうも久しぶりです。マスブチです。実は僕、一人でイギリス行って来ました。
つーことで今回は『それゆけパッポンズ!』に続く海外レポ第2弾『ダイの大冒険?』をオオクリいたします。
(編注:この原稿は構成上2回に分けて掲載されています。)
チューブ
イギリスには大きく2種類の鉄道がある。1つは国鉄でロンドンの中心以外のイギリス全土を走っている。また1つはチューブと呼ばれる地下鉄で、ロンドンの中心地を走っている。このチューブは本当に狭いトンネルの中を小さなカマボコ型の電車が無理矢理通っている感じで、良くつけた名前だと思った。このシステムも随分シンプルで旅行者にはありがたい。
地下鉄発祥の地ロンドンにあるチューブはやはり結構古いね。そしてとても深いのである。たとえばピカデリー線に乗ろうとすると、エスカレーターを2つも乗り継ぐのだが、このエスカレーター1つが半蔵門線大手町駅くらい長いエスカレーター(長いということだけ想像して欲しい)なのだ。そんなときはベルトの動きとステップの動きがズレテきたりして、いつのまにか体が斜めになったりもするので楽しい。
ユーロ
イギリスは何故かユーロを使わない。なんでだろう。日本のマスコミとかは女王様の収入源の問題でポンドの方がいいって書いてあったけど…。「イギリス人はポンドがすきなんじゃないの?」とフランス人のビンス。「いつも様子を慎重に伺う人種なんだ」と、これはドイツ人のフィリップの言葉だ。ヨーロッパの空港は『ヨーロッパ人窓口』と『その他の人の窓口』がある。空港に降り立つと現在のヨーロッパは1つにまとまろうとしているのがわかるのに。で、直にイギリス人に聞いたところ「ソビエトの例もあるように、今の世界は段々もとの小さい国にわかれようとしている。ECも数十年しかもたないんじゃないかな。デンマークはヨーロッパを離れることによって逆にヨーロッパとの貿易が盛んになったしね。でも今のイギリスはこういう意見が小数派で、60%くらいがユーロに参加すべきだと言っているよ」だそうだ。僕は、イギリスは元来4つの国の連邦国家だからユーロに参加するには身が重たいんじゃないかなと思う。
MUSIUM
イギリスにはとても美術館や博物館がとってもとっても多い。コレクター気質だっつーのもあるだろうけど、(問題発言だが)さすが世界を手中にした国だっつー感じもする。多くは館内でも撮影が許可されていて、子供達が気軽に写真にミケランジェロの彫刻をスケッチしてたり、気軽な雰囲気である。ここで育つ子供達が羨ましい限りだ。
ロンドンの女の子
外国人は美人が多い、と思っていたらまぁ普通でした。それなりもいれば、そこそこもいる。それに比べてベルリンに行った時は「おまえらバービー人形か!?」と思うくらい皆スタイル抜群で美人さんだった。ロンドンではかなりの外国人が多くって一概にイギリス女性はこうだって決めつけるのは難しいけど、僕の印象としては「なんかこっちの女の子っておけつが大きいなぁ…」と感じた。
ジャパニーズ
ロンドンにはとても沢山のスクールがある。英語、フラワーアレンジメント、絵画、等々。僕もそうだが、沢山の国の人達が留学に来るので、日本人は多い。そして2種類いる。ズバリ日本人同士でかたまるタイプかそうじゃないかだ。僕はイギリスで1人だけ日本人の友達ができたけど、彼とは英語でしか話さなかった。もう意地だね。だって、なぁんかかたまっている日本人って嫌なイメージなんだよね。同胞から見てもそうだから、ドイツ人のフィリップに聞いたら、やはり嫌〜なイメージはあるんだって。オクスフォードに行った時もかたまっている日本人はマナーも悪かった気がする。一概に言ってしまうけど、彼らは留学中には英語は学べないんじゃん。
ハナクソの町、ロンドン
ロンドンにいると鼻の中にゴミが溜る。空気は汚れていて、乾燥しているためだ。僕は初日の夜、自分の部屋でティッシュを鼻にドリルの様につっこんだ。狂ったような勢いで鼻を掃除したので右の鼻からびゅるっと血が出た。びっくりしたけど今では良い思い出だなぁ。
歩く
ロンドンには目立たないけど信号がちゃあんとある。けど、歩行者はあまり気にしていない。ほとんど車用になっている。僕はこれに慣れたせいで信号を無視する悪い癖がついた。道は曲がりくねっていて、交差点の多くはロータリーになっている。そして建物が古くかわいい、電線がない、きっと地震が無いせいだろう。あと電車も地下にあるからとっても歩くのが楽しい。空気は少し汚いけど、懐かしい感じはするのだ。
親切
ロンドンの人、というかイギリス人はわりと親切で道を聞くと笑顔で教えてくれる。ある時など、スーパーで道を聞いたら、その人はタクシードライバーだった。「しょうがない。無料でおくってあげるよ」だって。あの真っ黒でクラシックなロンドンタクシーをタダ乗りできたのはよかった。
それでも欧米の多くの人はイギリス人を親切だとは言わないみたいだ。イギリス人は目が会うとにっこりするけど、きっとそれが理解されないのだろう。
海外ナンパ
道を聞く事もあれば、当然に聞かれることもある。1人でいるからだね。でも僕だって普通に交通システムは理解しているし、旅行者を助けるくらいならできるのだ。で、ラッキーなのは相手が若い女の子のとき。そんなときはジェントルマンを気取って説明するのだ。多少ボディランゲッジを加えると、相手は僕がロンドン慣れしているのだと勘違いしてもう尊敬の眼差しなのだ。ほとんど詐欺だねこりゃ。ある時は「一緒にカメラ写ってください」だって。海外効果ばっちり。ヒャッホー!
食事
ロンドンは物価が高い。高いと言われる日本より高いと思うぞ。これは全て為替次第で、4年前は1ポンド150円くらいだったのが、今では200円もするからなのだ。だから僕は外食するときはハンバーガー、ピッザ(具無しね)、チャイニーズフード、この3つがほとんどだった。それから毎日大量にコーラを飲む。乾燥していて喉が乾くし、他の飲物ってこわいから…。
ホームステイの時だけイギリス料理が食べれる。評判の悪いイギリス料理は以外にも美味しかった。美味しいとは思うけど、見た目はあまりヨロシクナイ。油っこい物が好きな僕にはとってもよかった。例えば、でっけーホットアップルパイにアイスクリームを添えて生クリームをどっかりかける。デザートはなんか豊富につくるみたいだね。僕は向こうへの御土産として、おせんべい、くりようかん、日本蕎麦とツユ、わけぎにわさびに割箸、等々を持って行った。イギリス人はどれも喜んでくれて、とくに蕎麦を料理してあげたのには大感謝された。Good。