ドキドキ東京(源五郎丸洋)編 第214回

(初出:第221号 15.11.20)


Asciugacapelli. ヘアドライヤー。という事で始まあり。
某日。35が何やら言いたい顔をしてるので聞いてみると・・・・。いやはや・・・・。ひくわ〜。
私が休みの日の出来事。
その日は某道の大会あり〜ので合宿所に客い〜のでしてバタバタしとったそうな。48は電車&地下鉄通勤でして最速で来れても6時半なんス。ってかそもそもこの職場、最も早い時間だと朝5時から仕事開始なんスけど、ウチの会社がバカなのかなんなのか多分コイツにテキトーに話したんでしょね。なのでどうにかして5時に来る!って事をしなくてもOKだと考えてるんスよコイツは!!普通だったら何とかして来て皆と同じに働こう!!という気持ちが全くゼロな男ですのでどうにも・・・・。という感じ。
まあとにかくこの日35はひとりバタバタしとったそうな。んでもってなぜか6時40分頃来た48。とりあえず全て掃除した後に来られても・・・・的なんスがとりあえず合宿所へ2人で行ったそうな。お客さんは某大会なのですでに出てった後でした。他を全てひとりで掃除した疲れもあり〜のメンドクサ〜ので48に全てやらせることに。
連泊なのでヘヤはなし。共用部(廊下、玄関など)男風呂。男子トイレ。洗面所だけ。この時点で7時すぎ。私や35だと11時前に終わる仕事量です。
しかししかししかし!!全くもって何もやる気がない男48です。しかもひとりですのでゆっ〜く〜りムダな動きばかりしながらやってたそうな。
この日、パートオバチャンも早出してもらっとります。早く出てもらってるので早く上がりますので仕事具合、状況など聞きつつバタバタしとった35だそうです。午前パートオバチャンが早出という事で午後パートのブタ女も早出してもらっとったそうです。
35、48、ブの3人なので女子トイレを見て回れるのはブだけです。この日は大会ですのでシッチャカメッチャカですよ。
んでもってバタバタしたりケータイゲームしたりタバコ吸ったりしてた35。ブがどんな状況かラインしてみたらば・・・・。
『合宿所のトイレを頼まれたのでやってました』とのレスにバビったそうな!!
んじゃあ48はどこ?となりましたがとりあえず合宿所に急ぐ。
35「何やってんだ!?今日大会だろ!?女子トイレ誰が見んだよ!!」
ブ「でも・・・・。48さんに大至急ってたのまれて・・・・。」
35「どこにいんの!?」
ブ「さあ・・・・。」
35「とにかく女子トイレ巡回して」
ブ「ハイ・・・・。」
という事でブを行かせてフト見てみると洗面所は全く掃除してない状態。イカリをおさえつつ48を探したらどこにもいない。休憩室もどると48がタバコ吸ってたそうな・・・・。
35「48さん終ったすか?」
48「ハイ!!」
35「トイレもやったッすか?」
48「ハイ!」
35「・・・・。トイレブタにやらせたんすか?」
48「えっ!!あっ・・・・。あっ・・・・ハ、ハイ・・・・。」
35「も〜っ!!48さんにたのんだんですよ〜!!今日は大会じゃないですか?女子トイレ誰が見回るんすか?」
48「えっ!あっ・・・・・」
35「あっ!!わかった!!ブタに合宿所のトイレをやらせてまで何か大事な仕事をしてたんすね48さんは!!」
48「・・・・。ええ・・・・。」
35「何してたんすか?この状況すよ!?そうとうな仕事してたんすよねえ?」
48「あっ・・・・ハイ・・・・。」
35「何してたんすか?」
48「あっ・・・・」
35「何?」
48「・・・・。巡回・・・・。」
35「巡回!?女子トイレもやってたんすか?」
48「いやいや!女子トイレは・・・・」
35「じゃあ何でブタに合宿所トイレやらせたんすか!?我々は女子トイレ見回れないですよね!?」
48「・・・・。」

んでもって15時の休憩時間。
35「お前なんでこの状況で合宿所やるんだよ!?午後は女はお前だけなんだから、いくらたのまれたからって・・・・。理由言えば48さんだってわかるんだから!!」
ブ「でも・・・・。」
35「んで、何で洗面所はやってねえの?」
ブ「トイレだけって言われたんで」
35「!?って事は48さん洗面所はやったんすか?」
48「ハイ!」
35「本当に?」
48「ハイ!やりました」
ブ「えっ!?私、後から48さんがやるんだと思ってましたけど・・・・。」
35「たしかにキタなかったけど48さんやったんすよね!?」
48「えっ・・・・あっ・・・・ハイ。やりましたよ」
35&ブ「・・・・・。」

今、これ書いててもイライラしてくるわ・・・・。

閉話次話。
んでもって何だかんだでやっぱりイラないという事でして48本社に異動と決まりました。がしかししかししかし・・・・。メッチャゴネたみたいっス!!ココがいい!!異動したくない!!と。
そりゃあそうでしょうねえ・・・・。何にもしなくていいんだからさあ・・・・。ってか私は2、3回注意してからハッとしたんスよ。(コイツ何言ってもダメだ!!)と。
なので全て私がやっとりまして特に指示などださなかったんスよ。35には掃除終ったらちゃんと報告してんのは知ってたんスが私には報告したことないんス。なので心中(あ〜、コイツ本当にダメだなあ)と思っとったのですよ。
まあとにかく異動が決まり〜のしてからコイツ、どうでもよくなったんでしょうね。あからさまにサボり休みするようになったんスよ・・・・。一応確認のために書きますがこの人『48歳』ですよ。48歳がサボり休みッスよ!!
毎回仕事開始時間にTELしてくるんスがね。だんだんとそのTELもだれてきたのか何なのか10分、20分ずれてくるように・・・・。毎回「熱あがって〜〜」や「具合悪くて」などなど。ってか『48歳』スよ・・・・。
んでもって某日。私休み。35&48だったんスがこの日も仕事開始時間から10分すぎてTELきたそうな。
35「ハイ」
48「あの〜・・・・。今日、熱が〜〜」
35「ああ、そうすか。あの、今日で4日目じゃないですか?大丈夫すか?病院行きました?」
48「アハハッ・・・・。ええ、行きましたよ」
35「いつ行ったんすか?」
48「えっ・・・・。今日も行くんですけど・・・・。くっ薬もらいに!」
35「これだけ休んだとなると病院で診断書もらってきて下さいね。」
48「えっ!?」
35「診断書。言えばすぐもらえますから。会社に提出しなきゃなんで」
48「えっ・・・・あっ・・・・ハァ」
35「じゃあおだいじに」

次の日。私&48だったんスが、そもそも来ると思ってなかった私は2時間半早出してひとりバタバタ。この日はとうとうTELさえこなかったッス・・・・。
んでもって次の日。
私、35、48の日。この日はなぜか48もちゃんと来たんスよ。
休憩時間。
35「48さん診断書もってきました?」
48「いや、送りました」
35「どこに?ここ?」
48「いえ、本社に」
35「!?」
私「えっ!!本社に連絡したスか?いきなり何やら送られてもビックリしますよ」
48「ええ。連絡しました」
35「誰に?」
48「誰にって?」
私「誰って部長とか課長とか」
48「しましたしましたしました」
私&35「・・・・。」
35「自分で送ったんですよね?」
48「いえ、病院から。先生が送っとくよって」
私&35「えっ!!!?」
35「・・・・。病院ですぐくれなかったんすか?」
48「ええ。先生が送ってくれるそうです」
私「本当に?」
48「はい」
35「えっ!?じゃあ切手代はどうしたんすか?もってったんすか切手?」
48「いえ、請求書に書いてありましたよ切手代80円って」
35「・・・・。今、切手って82円ですよ」
48「えっ!?あっ82円だったかな。まあ書いてありましたよ」
私「って事は・・・・。会社の住所はどうしたんスか?」
48「住所?」
35「だって・・・・。先生が会社に送っとくって言ったんすよね?会社の住所知らないじゃないですか?」
48「・・・・。」
35「送るっつったってどこに送るんすか!?」
48「お、おぼえてたっす」
私&35「?」
私「本社の住所おぼえてるんスか!?」
48「ええ。」
35「言ってみて下さいよ!!」
48「う〜ん・・・・。今は・・・・。忘れちゃいました」
私&35「・・・・。」

・・・・。死ねばいいのに。
(fin)


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