全国割もここへきて(編注:3月時点)基本的には「予算到達しました」で終了。上京はもはやフリーで向かうしかない。地元は何故か「地域クーポン」だけ残っていて、宿泊代金の割引は出てこない。クーポンの電子化で恩恵を受けるのに会員登録の内容申請のとイチイチ打ち込まねばならず、良くわからないまま「全国旅行支援対象」ってクーポンもらえる(平日2000円)企画という認識に。
だから公式で1万円の宿に大手旅行サイトでは8000円で泊まれるなら割引付いたようなもんじゃん。と予約を入れたのは前回より更に辺鄙な場所に構える怪しげな「旅館」。全てが中途半端ながらそれなりに満足だったチェーン宿をリピートしようと思ったら前述通り割引が付かず、連泊5桁越えでは単なる連休の潰しには贅沢過ぎる。漁っていたら周縁に更に安い物件が出てきて、割引付かなくともこれならクーポン付いたらそれなりだという結論に。連泊でクーポンが4000円分、しかもこれ、前回使い終わったあとで気が付いたのだが旅行当日じゃなくて4月1日まで使えるのね。端数関係なくギフトカードみたいに1円単位で支払えるのね。地元移動だから場所の制約も無く、普段の買い物に使えるから1日2000円ずつキッカリと、ほんの少しの端数を実費でとした昨年までの「賢いやり方」が無駄な行動と知る。使いきれなくて値引き品とはいえ1000円近いローストビーフ買ったのは意味無かった..いや、食べたかったんだから別に無意味じゃあ..。忌々しい蛇足。
ともかく、ついに徒歩圏内に行ける場所が無く、大浴場と称した沸かし風呂、なんちゃって朝食付きで8000円の「旅館」に連泊プランで向かうことに。いつもの計算式でクーポン4000円の風呂朝食2回で2000円なら底値到達だし、もしかしたら「全国割で予約」だから当日2割引かれるかも、と淡い期待も抱きつつ。
ところが行ってみたら大どんでん返し。
まずフロントでいきなり「大手の全国割、予算使い切ったみたいで」クーポン出せないと。その為の早期予約、登録もして発行手続きも準備万端。これは承服することの出来ない事案だな..と思いつつ、声を荒げることが無かったのはこの話の前にフロントのオバはんが「キャンセルして直接予約に切り替えましょうか?」と勧めてくれていたから。つまり「うちの予算まだ残っているのでそっち使いましょう」と。
公式サイトにそんな話出てなかったけど?
「大手もそうなんですけど追加入って復活したり、それが無くなって今回みたいに使えなくなったりとコロコロ変わっている」
キャンセルって、当日だからキャンセル料掛かるんじゃあ?
「え?うちでキャンセルするんで要りませんよ」
キャンセル料を要求するのは宿泊施設であって、代理店(旅行サイト)では無い。なるほど確かに。
え、じゃ、じゃあ結局どうなるんですか?
「頂いた8000円、から2割引いてクーポン出しますんで、少々お待ちくださいな」
待ちますとも!!
「あ、一応接種証明と身分証見せてください」
喜んで!!!
全国割対象プランで予約したのに恩恵が受けられないという案件自体は解決しなかったものの、このゆる〜い(×融通の効く)個人経営ならではの臨機応変に援けられ、元々割り引いたようなものの値段から更に2割キャッシュバックされ、クーポンも満額4000円分ゲット。
風呂無し(大浴場ご利用ください)部屋の冷蔵庫は「昔の名前」のメーカー品。クーラー付いているけど空調は「換気扇」。テレビは番組表も見れない「ズバコン仕様」。風呂は全面擦りガラスで冷気ビンビンに伝わり、シャワーのホースが穴開きでチョロチョロ横漏れてんスけど..。朝食ビュッフェはスタッフ付かず、食事券から各食材を覆うフタまでどこに置いていいのか分からないような万事が行き届かない設計。
間違いなく「間に合わせの宿泊施設が奇跡的に現在まで続いています。あれこれ今風に改良中です」という「木賃宿」ながら減点が無かったのは「穴場」だったから。
それなりに見かけた宿泊客は「関係者」が主で、「寝るだけ」利用だから風呂にも食事にも現れぬ。家族風呂に毛が生えた程度の大浴場は小一時間居ても誰も来ず。無料のマッサージチェアは主流の「無重力」では無かったけど声が出てしまうほどゴリゴリと硬派なもみ方で、やはり毎回独占状態(スーパー銭湯なら1回200円、これが勝手放題!)。朝食も今のご時勢に貴重な生卵を変わらず提供と。端数込みで諸々計算式に掛けてみたら567対応の支援でついに「無料で2泊出来た!!」。
チェーン店ビジネス宿が底値と思っていたけど、リピーターが増えてこのところお値段相応で少々不満足。生き残りを目指す個人経営に注目すべき!ということで上京も活路が見えてきました。
職場でチーズの話をしていて「トム〇ジェリーに出てくるような」という発言をしたらパートの一人が「??」という状態に。「んん?分からない?」還暦間近のベテランが気付き、「え、知らな〜い」という返事。若いってもアラサーなンだが平成生まれ。CSでは今も定番で観られるけど、観たこともないか..。
テレビで言えばついに先日「タ〇リ倶楽部」が終了した。ざっと30年は観てきた番組、アンチメジャーで観なかった時期もあるし、地方の番組編成で観られなくなった時期もあり。しかし今回は番組自体が終了ということで、もう新作は出て来ない(空耳だけ、特番でやりそうだけど)。HDD節約状態であってもこれだけは録り溜め一気見が近年の醍醐味なので、最終回も起きていたけど録画。チラ見した限りでは通常回だったのはらしいというのか、遅れて放送の地方だから野暮なブツ切りなのか(ちゃんと最終回でした)。「昨日のアレ観た?」と会話に上ることなど無い、自分だけのお楽しみ。半年分ほど未視聴が残っているから、個人的にどのタイミングでお別れしようか。
「ムツゴロウさん、亡くなったってよ」「えー!そうか..いやあの人は動物王国の人じゃなくてさ、本物のギャンブラーだったんだよ」
こんな話をしたのは今年ではなく、30年も前。インターネット黎明期の代表的な、今で言うフェイクニュースにマンマと引っ掛かり、シタリ顔で語り出したら「ウソでした〜」と明かされ思わず赤面、という黒歴史ではなく、その絶妙な人選に大受けして感心した不謹慎な思い出。
現実に大往生、遂げられ追悼番組をたまたま観る機会に恵まれ、改めて「雀豪」の凄みにシビレる。まだ幼児の娘と花札遊び、なのにめくって座布団に叩き付けるその姿勢はまさしく鉄火場のソレ。引きに魂を込める、遊びであって遊びじゃない。動物に接する姿勢も同じ。人間大人関係無く、経自験身をぶつける、魂の交流。語られる言葉が沁みる先達がまた一人。
かつてNBAのオールスターを観ていて感心したのは、勝敗関係なさそうにスター選手たちのスーパープレイを存分に見せた後、最終クォーターでは点差に応じたガチの攻防が始まって「これぞ世界最高レベル」を堪能出来たこと。準決勝、3点差を一発で追い付き、最終回での鮮やかな逆転に同じ感動を味わった。だから決勝は勝敗関係なく、間違いなく「世界最高峰」の対決が観られると思っていたらそれ以上の出来過ぎ展開。朝7時に視聴予約で付いたTVを観るともなく転寝していれば、すっかり目覚めた頃にクライマックスと。今年の球春はいつもより1月早く、しかも素晴らしい幕開きとなりました。