MADE EVERY MONTH

(初出:第265号 19.7.20)


調子に乗った。
暑くも寒くもない、快適この上ない夜の作業でHPの更新作業が予定通り終わり、たまには未更新のページを復活させようかとソノ気になる。
しばら〜〜〜く(5年単位)ヤっていなかったので手順を忘れてしまったが、文字コードの変更、これをするのは間違いない。つまりそこだけ直せば良いだけ?何だ簡単じゃないか。
機械的に進めると日付の変わる前の小一時間で20回分ほど、更新できた。このペースで行けば年内でイケそうだなあと、意気揚々とページを確認すると、何じゃこりゃあ!!
文字化けして読めないけど..。そのための変更作業だったはず。
慌てて自分の更新ファイルを開くと、こちらもまた文字化けした状態。文字コードの変更だけだからとプレビューを確認せず、HTMLテキスト画面だけで保存していたから全く異変に気付かないまま、20ページも変更しちゃったよ..。
前のパソコン(マック、XP)で作ったファイルだったから文字コードの変更だけではテキストが壊れる?でもそれで以前のページは復活させたんだが..。今さらデフォルトの文字コードが化ける時代じゃない?等々、理由を探しては書き換えてみるも一向に読める文字が現れない。
マズい、これって原稿そのものをロストしたと同じじゃあ..。ちょっとヤってシマった感が強くなり、焦って復元案の最終手段を漁ってみる。本誌の原稿ファイルを開けてみると、マック時代のものが途切れ途切れで文字化けしているが、何とか直せなくも無い。
・・・・・・・・。
えー、これ全部作り直すのお!?
復元できることに一安心したものの、普段の3月分程度のページ作成(更新)作業が発生することになり、余計なことをしたと後悔しまくり。最初に気付いていればヤらずにとっとと寝てしまったものを..。
しかしこの機を持ち越せば間違いなく半年は放置するだろう。自分の行動は良く分かっている。それでは今日のこのヤル気は次につながらない。
ウンザリしながら進めていくと、1時間があっという間に過ぎる。そもそも今回の更新分は何事もなく、トラブっているのは復旧中で読めなかったページ、別に今日直す必要は無いハズ。何度も手を止めたくなるが、いやいや、今までコツコツと進めて「いかなかった」ペナルティだ、ここは何としても一歩、進まなければと歯を食いしばり、あと半分、あと3ページと、..。終わったのは結局普段の仕事終わりで寝る時間をもオーバーした夜明け前。
夜中に独りで張り切ったツケが、寝不足解消を果たせぬ休日と化しました。

カラーコピーなど今まで自宅のプリンタで一度もしたことないし、今後も必要無いのにモノクロのプリントをするのに「カラーインク切れです」、でプリント出来ず。
毎度憤然としながら量販店に行けばサードパーティーで3割安4割安が色々出ている。
どうせ使わないんだからナンチャッテで良し!と、最安値を買ってくるとこれが妙な仕様。
もう捨てたのでうろ覚えだが、純正品のカバーで覆ってプリンタに装着するようないかにもインチキ臭い代物。で案の定「認識できません」で不安的中。端子部分がすでにして青錆が浮いている状態で、これはさすがに交換したところで..と潔く諦める。
そこで「純正品」を買って来ようと近場に向かうと「互換用」しか品揃えが無いんだからどうもしようもない。装着してみると「認識できません」色が1つあって、それを抜き差しすると今度は隣の色が..ともうワケワカラン。何度か繰り返していたら奇跡的に動いてとりあえず一息。
こちらは黒一色のプリントが出来れば他は使わない。インクが出まいが接続が出来なかろうが一向構わない。機械は、そうはいかないのだわな。融通、利かないのだろうな。空気、読めないんだな。
翌月再び使おうとするとまたしても一色が「認識できません」。で今度は何回繰り返してもダメ。
最初の購入時からそうなんだけど「お店」で「売っている」商品なのよ?自作で騙してるんじゃないのよ??
そうは言っても「動作保証出来ない」から「純正品を使え」とメーカーは言っているんで、クレームを付けても直接は関係ない店に当たり散らしてせいぜい返金されるのが関の山。問題の解決にはならない。結局は純正品を買うのが正解であったと。全色で5千円出せば2年は持つんだからケチらず買うべきだった。この答えにたどり着くのに5千円の出費..。

いつか、終の趣味として「漢詩」を嗜もうと思っている。
例えば中華料理屋に掛け軸が飾られているとして、知っている漢字を探して「なかなか豪壮な筆致だね」なんて捻り出すより、「ん!これは何とかのかんとかの詩の一文だね。なるほど..内容に合った豪壮な筆致だ」と蘊蓄を付け加えたい。
結局絵や音楽など、憧れた美術方面に才能を伸ばせなかった身としては、表現者の端くれとしてせめて知識で差を付けたいという頭でっかちな発想である。
何より名言名句と同じように時代を経てなお読まれている名文であるから読むほどに味わい深いのだろうし、「漢詩紀行」みたいな映像と朗読で詩の世界を楽しむコンテンツもあるので五感で楽しめそうだ。
いつか、「漢詩」に親しむ休日を過ごすことを専らとしたいものだ。
ところで現在、いくつかある趣味の内の一つが急速に興味を失っている。嫌気に振れてはいないので続けて構わないのだが、正直避けつつ、ある。
そこへきて某出版社が漢文大系を刊行し終えて新たに「漢詩」のシリーズを刊行するというニュースが目に入る。年1〜2冊ペースで全12冊とのことで、5年〜10年程度の間隔。
これは天啓では?このタイミングは奇跡では?
と思いつつ、入手もしていないのにここに書いている時点で今回は見送るのだろう。普通は始めてから言い出すものだ。
ただ何年振りかで活字欲が高まっているのは事実。なるほど趣味というのは好奇心に支えられているのだなあと実感した話。


「過去原稿」ページへ戻る

やっとスマホにしたけれど..