にゃん4パー

(初出:第226号 16.4.21)


2年前に複雑極まりない契約で気持ち割安になった通信プランを再考する時節到来。詳しくは前回(第201号記事)を参照してもらいたいが自分で読み返してみても訳が分からん。ともかく複数持ち契約をすることで2000円台で現状通りの使い方が出来る事になったと書いているが実際毎月の支払いは3000円台だったし。案内状通りに1台での契約にして通信量の超過分を払っていたと考えればお得だったのは間違いないから捨ておくが。ともかく利用料金は2年限りの特約だから更新が来たらプラン再考をしに出向かなければならない。それだけは覚えていた。
それなのに、更新月でもない年末に買い替えのセールス電話が何度も入るわ、年明けにはお使いの通信プランが数年後にサービス終了になるから、この機会に最新プランに乗り換えませんかという案内状が届くわ。話しに乗るのはいいけど解約料金払えってか?
ただまあ、それだけやかましければ嫌でも更新機会を意識せざるを得ず、今回もまた、お得な買い替え情報なるハガキを持って更新月にショップへ。
現状の端末をそのまま使うとなれば、料金はどう変わるのか。やはり特約が終われば一気に5000円台に戻ると聞いて、これは即座に解約の方向へ。んじゃ新たに契約を、と店員もそちらへ持って行きたいようなのだが、こちらは機種変更という形でハガキのプランにしたい。
この時は具体的な契約に話が移る以前に該当機種が現在品切れで入荷1週間後とのこと。翌週は店に寄れる機会が無い旨伝えると、「取り置きしときますね!」と有難い話。では月末までには必ず!と和やかに店を出る。
しかし次に店を訪れると、どうも雲行きが怪しくなる。全く別の方が対応して、前回と同じように現状の端末を解約して、ハガキにあるように機種変更で案内にあるプランにしたい。同じ話をしたはずが、店員の話では「新たな契約になります」ので当店指定の月額オプションを2つ付けなければならないとか、事務手数料は掛かりますとか。
『んじゃこのハガキは何のために送り付けとるんじゃ!!どこがお得な情報なんじゃ!!』
と、怒鳴りつけたい衝動をグッとこらえて、あくまでハガキに書いてある通り、「お使いになっている料金プランが終了になるので、この機会にこちらのプランに機種ごと変更してみては?」という案内に従いたい旨を伝えると..。
「あ、該当の端末の契約更新月は来月ですね」だって。
つまり新たに購入した2台の契約は当月だが、料金プランを変更した初代の端末は翌月からのスタートであったと。へ、えええ〜!?としか言いようが無い。
特約の切れる2台は更新月に解約しなければ手数料を取られるから本日でオサラバ。もう1台は使わなければ料金0円のプランだから使えば料金が掛かる。そしてハガキの通りにしたければ翌月になるのを待たねばならぬ。10日ほどネットが使えない(カネカカル)が月末ギリギリに店に出向く余裕は無し。仕方なく使える端末を解約しただけでこの日も空振りで帰る。
ちなみに上の話は帰ってから自分で考えて出た結論である。店ではほとんど応答するだけでこちらの思惑(ハガキ通り)が伝わっていたように思えない。返す返す、ショップと営業のかみ合わなさを感じる。同じ会社で何ですんなり行かないの?
そこで翌月は、複数契約で安い料金プランにしてて云々といった余計な話をせず、「ハガキ見て来ました」の1点張りで行ってみようと。これが大当たり。
淡々と話が進み、ハガキ通りの内容で無事解約と契約が出来。
今度こそ、1台持ちで現状の使い方が出来て料金が2000円台に。しかしこうなったのも全く使わない1台を2年持っていたから可能だった話。実に複雑怪奇な経緯であるなあ。
そしてまた、特約の料金プランは3年後に見直し。端末自体の契約は2年毎更新と訳の分からぬ内容である。2年過ぎても料金は変わらないはずだが、機種代金も含まれるという内訳はどうなるの?
あの手この手で利用料金は安くなっていっているものの、まだまだ使えるが使いようが無い(から解約と同時に店に回収してもらった)端末を乗り換え乗り換え..どこかに落とし穴があるような気がしてならない。
次回はビジネス用のハイでグレードなプランにして10年ぐらいほっとけるようにしようかしら。ん〜でも外では使わないしなあ..。

10日ほどネット不接続の日々が続き、ようやっと新機種導入でネットにつなげたと思ったら、調子に乗って使っていたつもりもないのに月末まで1週間ほども残して通信量がリミットに。まあ2台持ちの時は切り替えのタイミングでリミットが計算出来たけど、1台だからやっぱり調子に乗ったのかなあ。そして今度の機種では「通信速度が極端に遅くなる」のではなく、つなぐとすぐに案内ページに飛んでしまい、そこで追加申請を出さない限り実質ネットにはつなげなくなってしまった。何分掛かろうがメールチェックぐらいは出来ていたのに、この辺りは不信不満タラタラだが加減を調整していかなければならない。使わないときは電源を切ってごちゃごちゃと陰で通信させないようにするとか。ラジオ番組も前半のフリートークのみ聞いたら後半のハガキコーナーを聴く前にすっぱりやめる事に。どうせ途中で寝入ってしまうし。

そんな感じで何故かネット利用を自主的に制限しなければならなくなり、代わりにテレビを付けるようにしているのだが民放をほとんど観なくなった。これに気付いたのは新潟旅行の際。朝も晩も、ただ流しっ放しにしている時に一通りザッピングした挙句、某公共放送のチャンネルで固定している。別段見たくもない番組であっても。
だからテレビの見方が変わったというよりは、面白い面白くないではなくてCMがうっとおしい、これに尽きるようだ。通販が番組ではなくCMでも流れるようになった、これが一番の理由かと。何度も何度も同じ内容をこすり倒されると飽きるに決まっとる。録画番組なら早送りすれば良いだけだが生ではそうもいかぬ。反射的に早送りに代わるザッピングを始める、別の番組を観出そうが元の番組に戻ろうが、何分か観ているとまたCM..。
こうなると観ているようで観なくても良い状態が続くチャンネルで固定されていくわけである。といっても教育チャンネルにはまず止まらないから一応内容を加味してはいるようだ。
んじゃ溜まりに溜まっている録画番組を観れば良いじゃないか。その通り、またもHDDの3/4まで録った番組をひたすら消化して1/2まで持って行った。だけどこれらは一応観たい番組なのでそれなりに時間を確保しなければならない。出勤前とか、寝るまでの不定時間にドキュメンタリーなどなかなか。
今一番欲しい家電はRadikoが聴けるラジオ。通信量を気にせず全国のラジオ放送が聴ける(のみでいい)端末が発売される時代が現在の「夢の未来」である。

今年もまた震災の命日を迎え、特集番組を一通り観た。
休みなく工事が進められ、生活の場が少しずつ戻っていく中で、そうなると再び頭をもたげてくるのは従来の問題、地方の過疎化、高齢化。糸井氏が繰り返し言う、「変わらなきゃ、ゼロから始めてみなきゃ」のメッセージは決して被災地、被災者だけが意識しなければならない自己啓発の常套句にとどまらないと思うのだが響いたかしら。
ニュースではその低視聴率ぶりが話題になるくらいだったが、現在起こってしまっている熊本地震を前に、対岸の火事という言葉を痛感せざるを得ない。全く揺れていない場所で普段通りの日常を過ごしながら被災を眺める。手を差し伸べたいが遠いなあ..が先に来る。教訓を活かすなら出来ることは様々あるはずだ。通り一遍のメッセージなど薬にならぬ。
結局身をもって被災し、直接支援を受けた人々が率先して行動に移っている。
目に止まった募金はしたものの、これがどう役立つのかしらん。今頃は、油もの(コッテリしたおかず)が食べたいだろうなあ、甘いもの(生菓子の類)を欲するだろうなあ、とか思うのだが、手渡す術を知らぬ。過去の震災で得た教訓をまとめた知恵袋のような記事、皆さんスマホ(ネット)で拾えているだろうか。極限であってもどうか気を楽に持って乗り切って頂きたい。

この流れからは不謹慎ながら、日本酒熱いよいよ定着してきた。
旅にて地酒を相当頂いたが日常に戻れば地酒の、特にミニ瓶は一通り飲み終えてしまい、やっぱり4合瓶は普段から飲むには少々不向き(量と価格)。そこで路線転向。
新潟で教わった通り、純米酒だから必ずしも外れなしとは言えないというのを、実際新潟の地酒で教わる。マズいというんではないがちょっと変わった..味と感じた銘柄が確かにあった。対して、本醸造は概してキレイなお酒と感じるのが多い。醸造アルコールを足して云々と穿った見方はやめて、味を調えていると考えれば普段飲むのに引っ掛かる要素は無い。ということで純米縛りをやめてカップ酒、ミニ瓶の幅が広がる。ただ置いてあるものどれでも候補に挙がったことで、たまにドハズレを引くこともある。どれと名指しするでなし、安ければそれなりのものに仕上がっているようで。この辺りは舌が肥えてしまったというしか無い。それでも同価格帯(同ランク)であれば銘柄にこだわらずその日の気分でコロコロとテキトーに選んで一杯、と、これはキャリアの長い缶コーヒー歴と同じ飲み方。元々イケる口だがまさかここまで日本酒に親しむことになるとは思わなかった!


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