愛すべきは、ビンボー漫画
「萬有ビンボー漫画大系」(祥伝社)は、生まれついての不遇と、そこからの脱却を描いた作品ではなく、自発的に(一時的に)体験する不遇を描いた作品を紹介したもの。つまり貧困ではなく貧乏で、かつビンボーな主人公の生活は、みじめながらも楽しめることを再確認する内容です。自活の醍醐味は、自分の好きなように生活レベルを変えられること。もちろん上を目指すのは難しいですが、堕ちるのは簡単なもの。しかも保証込みのビンボーですから、気楽なことこの上無し。物質的以外の豊かさを求めるこの姿勢は、平和故の堕落とも言える、かも知れません。しかし読んで面白いのは確かなんです。無論実行するのも、ね。
個人的情報数篇
西村しのぶ近況
Feel Young誌3月号(祥伝社)表紙&新連載。「下山手ドレス別室」はエッセイながら、扉1Pの本編1P。どういう構成なんでしょ?代わりにCutiE
comic誌(宝島社)の「下山手ドレス」が先頃終了。完本での単行本化を望みますね、こうなると。Young
You誌3月号(集英社)「アルコール」第4話24P。飲めないミサオが酒を飲み、漂流者である彼女が待つ女に。異種業間の恋愛、社会人にとっては遠距離に似ていますね。それが苦痛でない者に限り、資格があると。ラストの台詞、秀逸。健気さは、裏切れませんやね。業務連絡、萩原さん「概説」をそろそろ...。
春菊さんのホントのトコロ
第3子を年末に出産されたことで、やはり(?)このところ取材が相次いでいます。パッとみただけで「週刊読売」「ダ・ヴィンチ」にインタビューが。「私繁」はフィクションであると、いうことは改めて分かった訳ですが、彼女の元夫に対する不満..が、男女間を逆に考えた場合往々にしてあることなのでは..と、相変わらず彼女のものの見方は理解に苦しみます..けど、自分の好きに行動するという(個人偏重)主義としては常識がある、いい見本だと思います。こういう人の(迷惑を被るかも知れない)当事者には、なってもいいかもという個人的見解は置いておいて。「みこすり半増刊 新人ちゃん」誌(ぶんか社)に新連載はヒモ講座。