TOPICS 第2回
(初出:第3号 96.11.24)
最近は再び本屋へも足を運ぶようになり、益々乱読状態になってきました。今号も、情報とは程遠いですが、気になったものをPICK UPします。
追悼 藤子F不二雄
先生の描かれた作品は、数多く読みました。いわゆる子供向け漫画では「ドラえもん」の映画版描き下ろしが一番好きです。仲間と力を合わせて、つまずきながら一つの目的に向かっていく。夢があって、楽しく、そして感動しました。
いつか私が昔を懐かしむ年になった時、藤子先生の作品に夢中になったことを誇りに思える気がします。ありがとうございました。
高橋 留美子 新連載「犬夜叉」開始
今年に入って「らんま1/2」終了、「一ポンドの福音」久々の再開、そして先ごろ「少年サンデー」誌にて新連載の開始と、相変わらず人気の漫画家です。「一ポンドの福音」は当初の展開から大きくスローダウンしてしまってるようです。そういえば、年に一度の「ビックオリジナル」誌での読みきりも社会問題を扱った作品が多く、作品の幅に大きなすき間が出来ているような気がします。したがって、今回の新連載は期待しているのです。一読したところ、どうやら伝奇もののようなので、これは十分に楽しめるかも。
今月の一冊、「私たちは繁殖している 2」内田 春菊 ぶんか社
やっとというか、ついにというか、え!?続巻が出ました。子育て漫画のどこが面白いかというと、まずは息子さんが可愛いこと。動物漫画と同列に見ているのかも知れません。で、この作品のどこが面白いかというと、主人公(ジジさん)の主義・主張が明確だというところです。単なる観察日記じゃないのです。ちょっときつい話だなーと思うところもあって、自分が親になる前に読めてよかったと思います。(実際に子育てを体験してしまうと、余計な雑念が入って純粋に楽しめないような気がする).
「過去の原稿が読みたい」ページへ戻る
第3回を読む