特集 第6回

(初出:第6号 97.4.15)

少年のナミダ. 

 さて、本題に入る前にここでお断りしておかねばなりません。 実はこのコーナー、型としては今回が最後になります。先月、我が家で蔵書整理を改めて行いまして、簡単な目録を作りました。眺めてみたところ、今まで紹介した作品はともかく、今後紹介していく上で今のような分類は少々苦しいと。 体制を立て直して次回からは新しい型で皆様に作品を紹介していこうと思います。

 では、本題。今までに読んで泣いた作品といえば、それはもう数限りなくあります。しかし量を読む現在となっては、「良い作品」を見せてもらったという満足の一表現でしかなくなっているような気がします。僕にとって`80年代の後半、出会った作品に涙したのは、もっと熱いものではなかったか。そんな反省を込めて今回、極めて個人的な「名作」をお話しします。皆様も自分の中の「名作」を読み返してみてはいかがでしょうか。 (という訳で今回は特に紹介する意志はありません。ごめんなさい。)

 

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