がんばれ がんばれよ ぼくは小さく叫ぶ
負けるな 負けんなよ ぼくは小さく呟く
若者達が白塗りの木造棟のなかで
男女が堅板を踏み鳴らし 暖炉のまえで
回転してみせたとき 彼らは西北を目指した
小さな三角を形成して
クゥアッ クゥアッ と掛け声かけて
七羽の白鳥 西北目指す
低空飛行 冬のバカンス 闇へ闇へ
ボスはみつけた 白い犬と独りの人間を
俺は元気さ 仲間もだいじょぶさ
キミはどうした 生きてるか
キミはどうした いつくるの
待ってるぞ兄弟 諦めるなよ
ぼくは目に涙をいっぱいためていた
励ましたのはぼくで
励まされたのもぼくで
白鳥は漲る闘志で北西を目指す
低空飛行 命がけのバカンス
流星群に背中を向けて
最後の種族の意地みせろ