ドキドキ東京(ヴォーグ)編 第167回

(初出:第175号 11.12.20)


Smettetela! やってください!という事で始まあり。
相も変わらず働いとらぬものでして金なし種なし武運なし、歩く姿はユリの花な私なんですが、去年もやったお歳暮バイトなんぞをやっとるんです。長期仕事もみつからず、明日のタバコ代にも窮しとる私ですので・・・・。
去年からやっとるのでメンバーも知った顔なんス。中にひとりだけオバチャンがおりまるんです。(Hさん)という40代中頃の方。“典型的な日本のオバチャン”という感じのズンぐりムックリ体型。ウワサ好き。韓ドラにドハマリな方どす。
お歳暮商品は完全包装と簡易包装っつうのがあるんス。オバチャン方約20人ぐらいおりまして完包8人簡包12人という感じです。これだけオバチャン方がおりますと、やはりといいますか当然といいますか・・・・。派閥が生まれますわなあ。
?@完包4人。30代後半ぐらいのオバチャン4人組。
?A完包3人。60代のオババ。せんべいやアメをいつもくれる。
?B簡包4、5人。ママさんバレーかなんかの知り合い同士。いつもジャージ(シャカシャカするタイプのジャージ)
?C簡包3人。ほんわか不思議ちゃん的オバチャン。仕事が遅い。
?D簡包3、4人。60代のオババ。旧型ロボットのような仕事の遅さ。ず〜っと話してる。
ざっとこんな感じです。んでもって(Hさん)。この方はオバチャン特有といいますか何つうか、誰とでも仲良くワイワイと仕事してるんス。包装で雇われたんじゃないので皆がやさしく接してくれてるんス。
しかししかししかし・・・・。先日はメチャクチャこわかった事が・・・・。
某日。毎朝一番出勤な私。次に来るのが(Hさん)なんス。完包の(Mさん)と何やら気が合うらしい(Hさん)はこの日も挨拶しののくっちゃべっとったんスよ。私はイスに座りながら腰さすり〜のしながら見るとはなしに見てたんス。すると?@が来たんス。(Mさん)の後ろが?@の3人の場所。(Mさん)と対面で話してる(Hさん)は自然?@の3人を向く形になっとります。この?@の方々はいつもコソコソと悪口、陰口を言っとるので印象も悪いんス。(Mさん)のすぐ後ろには某カレー事件のオババくりそつ顔なボスがおります。2人を見てさっそく悪意がある風な感じで後ろのケツデカと話しとります。不敵な笑みをたたえながら2人を見とります。それに気ずいたのか何なのか、(Hさん)は普通な感じで「おはようございます」と声をかけたんス。
そしたら(カレーオババ)が一言
「いつも挨拶しないくせに」とハッキリと言ったんスよおおお!!!
会話が止まる2人。クスクス笑う4人。ビビる1人(俺)(Hさん)の何とも言えない顔・・・・。困惑、怒り、恥ずかしさなどなどがいりまじりまくった顔どしたよ・・・・。
何をもってしてそんな事を言うんだべ?とにかく恐かったっス・・・・。
その日はもう大変でしたねえ・・・・。?Bのオバチャンたちも丁度見てたし聞いてたもんだから悪口大会でしたよ!!

そんな中、いつものペースだったのがすっとこどっこいの(Oさん)でした。バーコードシールをだす端末機を操作してた(Oさん)。この機械と相性が良くないみたいなんス。ってか60代後半の方ですので機械類はねえ・・・・。
商品を引きこみ係をしてた私。何やら(Oさん)がよんどるようなので行ってみたんス。
O「これ何かしたのか壊れたみたいなんだよ!」
(どれどれ)と見てみるとエラー表示がでてんスけど今まで見たことない表示画面なんスけど・・・・。
『○×が△△されてます。5分程電源を切って〜〜』の表示の右端の『OK』ボタンを押しても反応しねえしなぜだかわからんが砂時計が画面中央で回転しっぱなしなんスけど・・・・。
私「Oさんは何したんスか?」
O「何だかわかんないよ〜!俺キラわれてるのかな?」
私「何したんスか?」
O「何だかわかんないけどどっかのボタン押しちゃったのかな?」
私「う〜ん・・・・。でしょうねえ・・・・。」
色々とやってみるも砂時計回りっぱなしです・・・・。
何やかやとやってみてるとすっとこどっこいがいっちょまえに意見を。
O「これは一回充電してみたほうがいいんじゃないか!?」
私「いやあ〜、充電しても意味ないっスよ」
O「いや!何とかなるかもしれないから!一回充電してみよう!!」
私「いやいや!充電しても直んないスよ」
O「ダメ!?ダメか?」
私「充電で故障を直すって事はないですよ」
O「本当に!?ダメ!?ムリか!?」
私「ムリっス!」
O「う〜ん・・・・。じゃあどうしよう!?俺、始末書書きたくないんだよお〜」
以前(Oさん)は『私達がやっていた』とのうろ覚えの知識で電池パックをはずし中のコネクターをはずし何やらさわっちゃいけないとこをさわり端末機を1台オシャカにしてしまい始末書を書かされたことがあるんス。
私「あ〜あ・・・・。マジでヤバイんじゃないスか?もしかしたら弁償っスね。70万ぐらいするみたいスよ」
O「いや〜・・・・。ヤバイなあ〜、ヤバイなあ〜!」

その後『ヤバイなあ〜』しか言わなくなった(Oさん)を尻目に私はこっそりリセットボタンを押して電源を切っときました。
約10分後の(Oさん)の安堵顔たるや!
からかいがいのある人です。
んでもって昼食後。(Oさん)は湿布を取りだし、近くにいた(Nさん)に一言「貼ってくれ」とのたまっとりました。最近足が痛くなってきたらしく(しびれてるらしい)湿布を貼ってるらしいのだがなぜ自分で貼らないのだろうか不思議です。したがっちゃって貼ってあげる(Nさん)もおかしいが・・・・。別にムズかしくないふくらはぎあたりに貼ってましたよ・・・・。
(いつも奥さんに貼ってもらってんだべか?)などと考えとったんスがフト見ると湿布のシール?(粘着面のとこについてるシール)をテーブル上に置いたままにしてやがる!!
(この人はこうやって生きてきたんだべなあ・・・・)とちょっと悲しくなりつつイタズラを。
商品から抜いた伝票を入れとく箱の見えるとこにそのシールをそっとしのばせときました。
伝票の束を集める(Oさん)。一瞬(?)という顔になってます。その伝票箱はゴミ箱近くに置いてあるんです。「あれ?こんなとこに・・・・。俺捨てなかったか!?」(捨ててねえよ)と私は心中ほくそ笑む。
見てると(Oさん)、やはりすっとこどっこいなんスねえ・・・・。ひろったシールをまたテーブルの上に置いてやがる!!
なので2回目。同じことをしてあげる。
しばらくして伝票を集める(Oさん)だったが・・・・。
O「あれっ!?何だあ?さっき捨てなかったかなあ?」
私(ムフフッ)
3回目。
O「んんっ!?何だ・・・・。」
4回目。
O「んっ・・・・んんっ?」
5回目。不思議におもわないのが不思議ですね。俺ってばれてない(気ずいてない)のも不思議。
O「がなっ・・・・。」
とうとう意味不明の驚き声『がなっ』がでちゃったのでやめました。(Oさん)以外の人は大爆笑でしたよ。

閉話次話。
今年も最後号ですな。今年はやっぱり地震ですね。電子辞書を見なくても『地震』という字が書けるようになった一年でしたね。
毎年言っとりますが来年こそ生活を安定させたいと考えます。バイク。コンバースハイカット。本。服。ミシン。PS3。ニンテンドーDS。バッグ。メガネ。などなどを買いたいと考えます。
(fin)



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