もう一段                   おかむらちゃん

(初出:第217号 15.7.20)


出張で訪れた新潟の旧友を先日分町にご案内。結局いつ以来会っていないのかはお互い分かっていなかった、というくらいのブランク。SDの執筆者でもあるので過去ログを読み返してみたんだが、不明。少なくとも10数年ぶりの一献となりました。わずか5時間(2軒)という短い邂逅ながら、顔、変わらないものですね。性格、変わらないものですね。元々思い出話を語り合うという関係性では無いので、近況を伝え合う、いつもの隊長との飲み会と変わらない流れでお見送り。お土産にと新潟の人に地酒ってのもあれなので、限定発売のウィスキーを手渡す。晩酌は洋酒という彼、喜んでもらえたが私個人のトレンドは今夏、日本酒。
コンビニ限定のカップ氷に缶チューハイ、またチンカチンカの発泡酒は外せないものの、どちらもつまり、冷えていなければ話にならない。休日の、長い夜にはこれらが用意出来ないパラサイトとしては、常温で飲める日本酒へと移る流れに。飲めりゃいいというスタンスは変わらないながら、一応ワンランク上の、純米酒に絞ってカップもパックも求めていたところ、今年は純米のパック酒が続々登場しているので色々飲み比べ。していく中で気付いたのが、酒米山田錦の香り。日本酒の味わいって、これじゃないか。と言い切ってしまえるほどはっきりとした後味を感じられる。以前は糖質0だし辛口好みだしとそちらに傾いていたがこれを知ってからは何と味気の無いこと。ならば丁度山田錦を前面に押し出した商品がいくつか出ているのでそればかり飲んでいればいい、と思っていたら。パック酒、一度封を開けると数日置いただけで風味がガタ落ち。これが分かり易すぎて何とも..。一度に飲み切れる分量でも無いし。という事でいずれも甲乙付け難し。缶コーヒー同様にあれこれと一本に絞らず飲み漁っている。

そんなアフター23に重宝していた100均ローソンが先月バタバタと閉店に。選択肢の一つが無くなったばかりでなく、休日通りかかる(たま〜に寄る)店も相次いで閉まったのでてっきり業種撤退かと思っていたら。駅前には普通に残っている。どうも、私の行きつけは不振店が多いようで..。飲み屋だけは幸いに繁盛店を利用してますがこれは自分で開拓したわけで無し。そんな訳で旅先でチェーン店以外に入れる鼻を持っていない私、来春に今度はこちらが彼の地を訪れて案内してもらう段取りを付ける。楽しみは続く。

結局王道で良かったのだ。数年前から個人的に大好きなメキシカン・一杯飲み屋(隊長に連れていってもらう)で掛かるメキシコ音楽に誘われてネットで思い出すたびに検索を掛けていたものの、どうもピンとくる曲に出会えず。スペイン語?か英語の説明なのでそこからなかなか広げられず。で何曲か聴いてまた半年、間が空くみたいなペースでやっていく中で、メキシコ=マンボ=ペレスプラード(楽団)というすぐに引っ掛かるラインはあえて外していた。だってマンボNO.5=ドッキリ、タブー=ドリフetc...その路線で間違いないのだが聞いたことのある曲を聴き直したいわけではないから。しかし辿れば必ずここに至るので、あえてごきげんようのテーマ曲から聞き進めていいじゃないかと聴いていけば、知らない曲が山ほどに。そしてビンゴとはいかないまでも、こういう曲が聴きたかったという満足感を得られる。パーカッション演奏に魅かれてみたり。トロピカル系の缶チューハイを飲みながら、寝苦しい夜も気分は中南米。某しくじり先生でミュージシャンがこぼしていた「やりたい音楽が無くなった」という発言に対して「ワールドミュージックに何故向かわない」と反論(独り言)。

携帯にケチが付きまくって物欲に走る。リスモが使えず携帯音楽プレイヤーを失った状態で、アップル不信者となっている私はウォークマンを買おうと家電量販店へ。チラシを眺めていて1万5千円ほどを見込んでいたところ、仕様を見てみるとどうも今パソコンに入っている楽曲ファイルの拡張子で読み込めるか不安な感じ。映像が観れますとかタッチパネルとか相変わらず不要の長物だし。そこでおもちゃみたいな4千円ほどの昔ながらの液晶に文字だけの海外製プレイヤーを試すことにしたらビンゴ。プログラムもシャッフル機能も無いのは噴飯ものだが、このくらいのスペックで充分。2000曲入る容量らしいんだがパソコンから取り込んだファイルでは300曲も入らないのでまあ、折々自前で曲を入れ替えれば従来通りの使い方になるかなと。結局徒歩移動する日には携帯と音楽プレイヤーを持たなければならなくなり、小さなショルダーバッグも購入。財布も何もかも携帯に搭載して手ぶらで外出、という近未来への期待がどんどん萎んでいるが、そこまでいかなくともいいんじゃないかと肩への重みが何となし安心感につながっている中年思考。

ウッズが見る影も無い近年、メジャー大会は録画することもなくただ居れば観るくらいのスタンスに変わってしまったのだが、久々に「観よう」と思ったのは全米OP。というのも、PRコーナーを見て瞬間的に思った「まるでゲームのようなコース」に魅かれたから。怪物のような複雑なバンカー、また壁のような高低差、起伏。スーパーショットの連発(ツキ)でしか勝てないような難コースでどういうスコアが出るのか、が日本人の活躍に代わって興味が湧いたので録画して観ることに。案の定プレイヤーからは非難轟々だったようだが、優勝スコアがアンダーパーだったわけだからチャンピオンに文句は言えまい。個人的にはバーディラッシュの2桁アンダーよりよっぽどコクのある内容に見えた。そして隅々までやり尽くされたマスターズと、タイプは違いながらどちらもゲームのような2大会を制したのは21歳の新鋭。さすがはゲーム世代?

テレビで、記しておくべき大きな変化は「めちゃイケ」を観なくなったこと。というのは裏にタモリがやってきたから。新シリーズは長崎、鎌倉、函館、川越と全て訪れたことのある観光地で個人的に大ヒット(金沢もまさに今候補に挙がっておる)。そして凄技も、出勤前の昼の再放送に相当助かっていた(その時間民放はテレショップしかやっていない)からリアルタイムで観続けることに。とはいえこちらは前述通り再放送がある。一度きりのめちゃイケを優先させても構わないのだが..正直に言う、もう飽きた。新メンバーと低年齢層を意識したコーナーは興味が無い。同じくネタ番組も最近ポツポツ復活傾向だが見逃して「しまった!」と思うことが無くなった。ネタが子供っぽいとか世代格差からではなく、観れば面白いし笑う。憧れる歳でなくなったのが理由、みたい。おもろい兄さん方が出て来ないネタ番組には、追いかけたい関心が湧かない、ようだ。以前にも書いた通り、やはり啓蒙される内容が無ければ自然と離れていく、らしい。どうにも歯切れの悪いのは、最近はテレビ番組のほとんどをナイターよろしく観ながらうたた寝、してしまっているから。コンテンツが飽和状態で有難みが薄れているようで。映画も録り溜めが積まれていく中で、つけたらたまたまやっていた「AKIRA」や「パトレイバー」など散々観てきた作品ばかりを観終えるパターンに。いつでも観返せる、これもまた思春期には夢のような時代もいざ(いま)迎えてみればそんなによろしくもない。



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